「こはるび sleep」への想い

「小春日」とは

秋の終わりから冬の始まりにかけて訪れる、穏やかで暖かい晴れの日を意味します。

春ではなく、冬の季語なんです。

子育てって…

楽しいこともたくさんですが、しんどいことも予想していた以上に多くないですか?


髪の毛はいつもボサボサだし、トイレにもゆっくり座っていられない、1日に何回「お母さん〜」と呼ばれ続けるのか。


暖かいご飯を食べたのがいつかも思い出せない、あれもしなきゃ、次はこれ…、私はそんな日々をつい最近まで送っていました。


そんな慌ただしい毎日だと、ついかけがえのない時間を見逃しがちなんですよね。


子どもが見せてくれるはじめての数々、自分でできることも増え、体もどんどん大きくなり、あっという間に抱っこできないほどに!


頼もしい成長が嬉しい反面、そのスピードについていけず、私は寂しさも感じています。

本当に些細な

今はもう感じることのできない時間が子育ての中にはたくさんあります。

小さな赤ちゃんを胸に抱いた感覚、寝返りの練習を応援し続けた日々、ものが落ちるということがとにかく楽しかったり。


はじめて自分のことを呼んでくれた感動、かわいいことばの言い間違いや、その時々に向けてくれる笑顔。

それぞれの喜びや感動が子育ての「小春日」だと私は感じています。

念願の赤ちゃん

授かれたこと、元気に生まれてきてくれたこと。

本当はこれだけで十分なのかもしれません。

でも、はじめてだらけの子育てに親も戸惑って当然です。

時には投げ出したくもなります。

大切に育てたい

と思うからこそ沢山悩んだり、行き詰まったり、途方に暮れて子どもと一緒に泣いたり…。

私は子どもと2人になると、なんだか世界から取り残された気さえしていました。

真っ暗な中にぽつんと放り出されてしまった感覚。

当時の私は、そこからの出口や逃げ道を探す方法を知りませんでした。

そんな辛くて大変な中にも、必ず「小春日」はあります。

逃してしまったら戻ってこないし、もったいない。

過去の自分に伝えてあげたいけれど、その時はその時で一生懸命だったんですよね。

子育てが楽しくない

つらい、と感じてる方もたくさんおられると思います。


小さなことでもどうぞご自身で抱え込まずに、まわりをどんどん頼ってください。

そして、子育ての「小春日」をたくさん感じて楽しんで欲しい、と願わずにはいられません。

子育ての「小春日」

そんなひとときを、たくさん見つけるお手伝いがしたい。

「小春日」をたくさん感じて、ぽかぽかと暖かく穏やかな日々を過ごしてほしい。

そんな想いを込めて私の活動を『こはるび sleep』と命名しました。

「小春」は娘の名前候補にも上げていた、とても思い入れのある言葉でもあります。

それを今回このように使うことができ、自分の子どものような感覚で、大切に育んでいこうと思っています。

『こはるび sleep』をどうぞよろしくお願いいたします。


シェラット実穂